「序 ー 教育と文化の基本、地理教育をすべての人に 」
2012/01/17
和辻哲郎氏と同時代に、その対極で、地域に根ざした繁栄のための風土論、風土学を打ち立てようとした三澤勝衛氏。
道半ばにして昭和12年に52歳でお亡くなりになりました。
その主著であり遺作である「新地理教育論」の序。
その通りだと思うのだが、実は、三澤氏と無関係なところで一つ問題があります。
「序」は確かに三澤氏が綴った言葉だろうが、それに続く「教育と文化の基本、地理教育をすべての人に」が、氏が綴った言葉かどうか、わからないのだ。 古典でもないのに。
その理由は、今、新刊で手に入る唯一の出版物である農文協の「三澤勝衛著作集 風土の発見と創造 」全4巻が、主著をバラバラにし、見出しを付加、変更し、しかも原著との違いが正確にはわからない編集を行っているから。 しかも、この部分、主著の序ではなく企画編集者による解説の続きであるかのような位置付けでレイアウトしてある。
三澤勝衛氏を再評価する業績はすばらしく、感謝の念に堪えないが、この編集方針は、全く、いただけないですよ。
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